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シン・ゴジラ


★★★★
傑作。
全ての邦画、全ての怪獣映画、全てのパニック映画の中にあっても燦然と輝く傑作だった。
映画というものはどこか現実に地続きのモチーフとテーマが必要なのだが、この作品にはそれがあった。これぞ映画なのだ。
あと日本映画で頻出する、冷める演出が見事に排されていたのも素晴らしい。(後述)
本作は日本ゴジラの復活の一作になったと思って間違いない。これに続く怪獣映画を、色んな才能ある監督に描いてほしいな。

以下に良かったところを列記。
(少しネタバレあり)






・登場人物が叫ばない
 火星の人(オデッセイ)公開時に指摘されていたことで、この作品では火星に取り残された側もそれを助けようとする側も、淡々と焦ることなくプロとして最善を尽くす演出がされている。
 対して日本のドラマはすぐ叫ぶ。説得して叫んで狼狽えて叫んでピンチになって叫んで。どっちがプロフェッショナルらしいかは言うまでもない。
 しかし本作で登場する政治家はほとんど叫ばない。自分が見た限りでは二回だけで、そのうちの一回は窘められている。(もう一回は脇役だった)
 本作が未曽有の災害に対処する、プロフェッショナルの物語なのだ。

・感動的な曲が流れない
 感動的なシーンで感動的な曲を流すのは正直かなり安っぽい。上手い作品もあるが、大半は古臭いかB級臭くなるだけだ。
 本作では演説シーンと決着シーンがそれに当たるが、どちらも音楽はなく自然音しかない。
 特に決着のシーン。大抵の邦画だとみんなウワーって万歳して、紙をまき散らして大騒ぎって感じだけど、本作ではみんながほっとして安心したような非常に地味な演出になっている。
 だがそれがいい。
 全力を尽くしたあとの人間に騒ぐ余裕などない。ただ乗り越えた安堵があるだけなのだ。

・女とイチャコラしない
 マフィア梶田を連れた石原さとみがうさんくさい英語を喋りだしたときは不安に思ったが、キスもいちゃこらもなく政治的な駆け引きに終始したので一安心。愛だの絆だの、映画に不可分でないのだ。とりわけ怪獣映画には。

・テーマがある
 ゴジラ上陸時の瓦礫流、初動の遅れ、放射能汚染、頼りない政治家、二転三転する政府報道。映画の前半は疑いようもなく東海地震をモチーフにしている。(個人の撮影やニコ動など、モキュメンタリータッチなのはこのため)
 後半はそれが東京で起こった場合、一新された若く優秀な政治家たちによって対処された場合というテーマになっている。
 面白いのは前半の政治家が極端に無能に描かれてはおらず、一所懸命に職務を遂行しているのだが、イマイチ危機意識や必死さに欠けているだけというところ。
 世代や前任者に対するヘイトではなく、傷を負った若者たちの成長が見せ場なのだ。

・すぐ怪獣が出てくる
 どのメインキャラより早くゴジラの姿の出るというのは他の怪獣映画と比べても優れた長所である。というか、怪獣映画はこのあたりを引っ張りまくるけいこうにあるからなぁ。

・ミリタリー色全開
 総火演でおなじみのヘリや戦車のバトルが熱い。
 特にスラローム射撃をする10式戦車はこの戦車じゃなければ出来ない素晴らしい映像。
 メカは壊されるところまでふくめてカッコイイ。
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hideとマリリンマンソンとベクシンスキーと京極夏彦と金庸と今川泰宏と冲方丁と八房龍之介と高寺成紀と牙狼とガングレイヴ(アニメ)とマクロス7を神と崇めるサイト。(多神教)

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