スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

幻のバーガーキング


"
それは今年の春の話だ。
といっても、まだ肌寒い頃合だったと思う。

なんばに映画を見に行った折、まずは腹ごしらえとTOHOシネマズ付近の商店街をとぼとぼと歩いてみた。
するとそばの角を曲がったところで、関西では珍しいバーガーキングを見つけた。

少し話が変わるのだが、俺はなんばに行くとよくマクドナルドに行く。
それは取り立てて好物というわけではなく、オタロードで馬鹿みたいに買い物をするため小休憩が必要だからだ。いうなればショバ代である。
だからといって別に不味いと思ったことはない。
味でいえばモスが上だろうけれど、モスよりはマクドナルド派だ。
購入した本を読みながら食べるには、あのやや安っぽい味のほうが合っている。

そういう経験もあって、俺の脳内にはなんば=ハンバーガーという公式が出来ており、隣りの金龍に気を引かれながらもバーガーキングに入ることとした。
注文したのはノーマルなワッパー。
席に座って食した俺の脳みそを電流が走った。

……美味い。

ガツンとくるような、「肉ッッ!!」って感じのパテと、それに負けないもっちりとしたパンズ。マクドナルドのパサっとしたパテ&パンズとまるで違う。
サイドメニューのポテトには+100円でチーズがかけられていた。これも美味い。モスのようなホクホクのお芋味ではなく塩たっぷりのジャンクなお味。しかしマクドナルドのようにへにゃっとはしておらず、カリッと揚げられている。
「これだ! これが俺の求めていたジャンクフードだ!」
今度からはここで小休憩しよう――俺はそんなことを考えた。

それから二週間後。
俺は再びなんばを訪れていた。
そしてバーガーキングを訪れてみたところ――。
ない!?
角を曲がった先、金龍の隣りの店舗は丸亀製麺だった。
何故だ、二週間前は確かにバーガーキングがあった筈なのに!
しかしありえない話ではない。大阪では人気のない店舗はすぐになくなる。バーガーキングもまた売り上げが芳しくなかったのかもしれない。
俺は世知辛い現実を飲み込むと、金龍でラーメンをすすった。イメージとは違って薄口だった。後に親父に尋ねてみると、あそこは酒飲みが〆に食べるラーメンだという。さもありなん。

しかし話はこれだけには終わらない。
先日、映画を見るためにまたまたなんばを訪れ、昼飯でもと期待を込めずに通りの角を曲がったところ。
あったのだ! バーガーキングが!
まてまて。それじゃあ前に見た丸亀製麺はなんだったんだ? 丸亀製麺は幻なのか? それとも今見ているバーガーキングが幻なのか? 次に来るとまた丸亀になっているのか?
まるでアウターゾーンに迷い込んだみたいな俺。ミザリーがどこかで解説してるのか?
俺は一つだけ真っ当な仮説を立ててみた。つまり俺は通りを間違えていただけで、丸亀とバーガーキングは別々に存在している可能性だ。
しかしその場合、金龍は同じような場所に、同じように角を曲がった三件目に店舗を構えているということになる。なんだそのトリックは。森博嗣のミステリーぐらいにしか出番はないぞ?

結局、謎は解けない。
まるで魔法にかけられたような気分である。しかし俺に魔法をかけて得するような奴いるわけがない。
……いや待て。いるぞ。
俺がバーガーキングに通うようになって損をしたやつ。しかもそいつは魔法が使える!
そうだ、ドナルドマジッ



日記はここで途切れている。



スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

左

Author:左
hideとマリリンマンソンとベクシンスキーと京極夏彦と金庸と今川泰宏と冲方丁と八房龍之介と高寺成紀と牙狼とガングレイヴ(アニメ)とマクロス7を神と崇めるサイト。(多神教)

bogiehouseアットmail.goo.ne.jp

< このHP(ブログ)はライアーソフト「 黄雷のガクトゥーン」のサポーターサイトです >

















































最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。