おおかみこどもの雨と雲


★★★

うん、普通に良い話だった。
ラインとしてはサマーウォーズ寄りで、今回は『家族って良いな』+『隣人って良いな』と綺麗ごとレベルが上がっているので、そういうのを斜に見る人は注意。(というか、そういう人は最初から見ないでいいと思う)

いままでと比べて人間ドラマに対して比重が寄っていて、エンタメ要素とか盛り上がりという点は欠ける。NHKの連続ドラマみたい。
適切な例えではないかもしれないけれど、ジブリでいうところのトトロみたいな立ち位置というのが個人的印象。

いかにもファミリー向けという反面、ちょっと物足りない感はある。
例えばラストなんかは主人公である母親が老婆になって天寿を全うするまで描いてようやくゴールってなる話だと思うんだけど。
(もちろん映画では絶対に尺が足りないけど)

それとこの作品の主人公は母親なわけで、片親という家庭環境に少しばかり屈託のある自分はちょっと素直に見れなかったり。
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夏アニメ 2

・貧乏神が
★★★
花澤さんの演技が魅力的。
テンション高い集英社ギャグは普通に面白い。
六時にやればいいのにって思う。

・じょしらく
★★★☆
スタッフからして豪華な本命。
ギャグも面白いしキャラも可愛い。
OP/EDも雰囲気と合っていて隙のない作り。

・BASARA
★★★
背景が白か黒かという、とんでもない実写作品。
しかしちゃんと若本っぽいGACKTとかライダー俳優たちの熱演とか、意外としっかりした特撮になってた。
実は普通に面白いと思ってる。

・Dogdays
★★★
前作と変わらず。
世界観を理解している分、今回は安心して楽しめる。
あざといほどにエロい変身シーンを見るに、なかなか油断は出来ない。

・ホライゾン
★★★
こちらも前作と変わらず安定したクオリティ。
前よりも状況はやや分かりにくいが、それも第二期ということで強気の姿勢か。

・もやしもん
★★★
前作と変わら――ってこんなのばっかか。
いやまあ、二期になっても作風が安定しているって意味ではあるんだけれど。

・ココロコネクト
★★★
キャラ可愛かったし声優も良かったし、なんか意外と良かったづくめ。
個人的ダークホース。

・TARITARI
★★★
まだ一話しか見てなくてなんともいえない。
いろはの人だけあって、キャラの可愛さはトップクラス。

・アルカナ・ファミリア
★★★
もとはBLゲームながら、世界観や設定は悪くない。声優も豪華。
マフィア好きの琴線に触れる。
(正確にはマフィアじゃなく自警団なんだけど、成り立ちを問うならば似たようなものではある)

・ソードアードオンライン
★★★
現実社会ではダメな主人公がネット世界ではバリバリという外郭は同作者のアクセル・ワールドに通じる。
ただこちらは(命の取り合いがあるので)暗い雰囲気になっている。
個人的にはこちらの方が好み。
設定的には電撃文庫つながりでクリスクロスを思い出させる。
高畑京一郎はどこに行った。



こうしてみると今期は(2クール目も含め)続編ものが多いな。オリジナル作品もほとんど続編だし。
クオリティが安定しているので安心ではあるんだけど、驚きが薄いのがなんとも。

注目はファン待望のアニメ化のマブラヴTEか。
10年の悲願である。

バットマン・ライジング

★★★☆
前作を超えるのは難しいだろう――というのが観る前の個人的感想であり、恐らく多くのファンにとっての感情だと思う。
ジョーカーを超える悪役など考えられないし、ダークナイトのストーリーの重厚さは映画史の中でも圧倒的だった。

単純に言って今作は前作を超えることはなかった。
敵役のベインは極めてパワフルで知略に富んだ男だが、ジョーカーほど悪辣ではないし絶対王政の暴君のような単純な悪でしかなかった。
ストーリーも前作ほど驚くような展開は少ないし、クリーンエネルギー辺りの話の流れにはちょっと疑問が残ったりする。

それでもこの映画が優れているのは、これが三部作の三作目に当たるからだ。

前作から八年。
平和な世界の中でバットマンは存在意義を失い、汚名を背負い、その肉体もすでに限界に達していた。
正義のヒーローとしては、すでに死んでいるのだ。
彼はあることをきっかけに再びヒーローとしての活動を再開するが、その結果として余計な混乱を招くこととなる。
そして彼は今までよりも多くのものを失ってしまう。
かつての恋人の愛、親同然の執事、会社と財力、ヒーローの秘密兵器……。
ヒーローとしての存在意義だけでなく、その根拠となる力までも失ってしまう。
二度目の死だ。
しかし彼は復活する。痛みに耐え、死に瀕して、それでもヒーローとして蘇る。

ヒーローとは力ではない。
バットマンは言う。誰の心にも正義の光があるのだと。
ダークナイトにおけるバットマンは人々の善意を信じてはいたが、自身の正義に対してはただただ傲慢だった。
ライジングにおけるバットマンは人々の正義を信じた。正義とは誰の心にもあり、それを信じる限り誰もがヒーローなのだと。

これは苦痛の物語である。
苦痛と痛みは違う。
痛みは乗り越えるものだが、苦痛は耐え忍ぶものだ。

ヒーローの死と再生を徹底して描いた点でこの映画は本当に素晴らしい。
三部作を締めくくるにこれ以上ふさわしい作品はない。それだけは間違いない。
プロフィール

左

Author:左
hideとマリリンマンソンとベクシンスキーと京極夏彦と金庸と今川泰宏と冲方丁と八房龍之介と高寺成紀と牙狼とガングレイヴ(アニメ)とマクロス7を神と崇めるサイト。(多神教)

bogiehouseアットmail.goo.ne.jp

< このHP(ブログ)はライアーソフト「 黄雷のガクトゥーン」のサポーターサイトです >

















































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