スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

マルドゥック・スクランブル改訂版、読了

 一度出版された本はもはや作者のものではなく読者のものとなる。

 それは物理法則における熱力学の第一法則のように厳密なものだ。
 しかし冲方丁という人間はこれに真っ向から立ち向かった。
 作者の手を離れ、既に死んだ本を生き返らせたのだ。いや、ただ生き返らせたのではない。全面的な改稿を加え、本質を変えることなく新しい作品として生まれ変わらせたのだ。
 それはまるで火に焼かれた少女が、新たな皮膚を得て全く生まれ変わったように。


 冲方丁は紛れもなく天才だ。けれどそれ以上に努力の人だ。
 この作品は単なる天才では、たかが天才ではなしえない。
 才能を持ちながら、愚劣な努力家であったから生まれた作品である。

スポンサーサイト

『幼年期の終わり』読了

 名作とうたわれているだけあって非常に面白かった。

 まず物語は三部構成なのだけれど、起承転結がはっきりしている。
 一部は謎めいたワクワク感。二部は徐々にオーバロードの目的が明かされていくドキドキ。そして三部における物語の収束。
 最初に娯楽性が強く、最後に物語性が強いというのも理想的な構造をしている。
 一冊の本として、極めて完成度が高いじゃないだろうか。

 あと個人的にすごく読みやすかった。
 こんなに読みやすい海外SFはハインライン以来。
 あるいはそれが名作の証明か。
プロフィール

左

Author:左
hideとマリリンマンソンとベクシンスキーと京極夏彦と金庸と今川泰宏と冲方丁と八房龍之介と高寺成紀と牙狼とガングレイヴ(アニメ)とマクロス7を神と崇めるサイト。(多神教)

bogiehouseアットmail.goo.ne.jp

< このHP(ブログ)はライアーソフト「 黄雷のガクトゥーン」のサポーターサイトです >

















































最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。